皮膚科保険診療 小児皮膚科はこちら
皮膚科疾患の多くのものは、内面から出てくるものと考えています。
生まれつきの体質や胃腸の虚弱が見られる、遺伝的素因としての過敏症などの内面的な要因だけでなく、生活上の不摂生、飲食の不摂生、ストレス、過労などが関与しています。
そのような考えから、いろいろな方向からお話を聞き、治療方針を決め、内因的な部分を漢方薬、栄養指導、内科的な治療を取り入れ治療していきます。
皮膚科で扱う疾患
- 帯状疱疹
- 手湿疹などの湿疹
- アトピー性皮膚炎
- 接触皮膚炎
- 乾燥性湿疹
- 慢性湿疹
- 異汗性湿疹
- 脂漏性皮膚炎
- じんましん
- クインケ浮腫
- ニキビ(尋常性ざ瘡)
- 足白癬(水虫)
- 爪白癬
- 癜風
- カンジダ症
- マラセチア
- 尋常性疣贅(いぼ)
- 伝染性軟属腫(みずいぼ)
- 単純ヘルペス
- 水痘
- 薬疹
- 酒さ様皮膚炎
- 掌蹠膿疱症
- 乾癬
- 扁平苔癬
- 毛孔性苔癬
- ジベルバラ色粃糠疹
- 鶏眼(うおのめ)
- 胼胝(たこ)
- 円形脱毛症
- 丹毒
- 蜂窩織炎(ほうかしきえん)
- 伝染性膿痂疹(とびひ)
- 熱傷(やけど)
- 褥瘡(とこずれ)
- 日焼け
- シラミ症
- 性感染症
- 切り傷・擦り傷
- 白斑
- 花粉症
- 母斑(ほくろ)
- 肥厚性瘢痕・ケロイド
- 虫刺され
- その他皮膚疾患
乾癬、白斑、アトピー性皮膚炎など保険診療
紫外線治療(ターゲット照射型ナローバンドUVB治療機)
数センチ四方のアタッチメントから高密度の紫外線が照射されます。
治療に必要な波長だけを使っているため、短時間の照射で済み、副作用も少なくて済みます。
※保険証をお忘れなくお持ちください。
太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性異物沈着症、扁平母斑など
レーザー照射治療保険診療
Qスイッチルビーレーザーは、極力、 熱緩和時間を短く抑え、この短い時間に適切なエネルギーを照射することで レーザー光は真皮部分まで到達し、正常組織へのダメージを抑えながら有効な治療を行うことができます。
当クリニックでは『太田母斑』『異所性蒙古斑』『外傷性異物沈着症』『扁平母斑』が保険適用です。
※保険証をお忘れなくお持ちください。
色素レーザー治療保険診療
最新式のVビームⅡ(色素レーザー)を厚生省薬事承認取得後、静岡県内第1号として導入しました。従来機のVビームよりも大口径で且つ高出力でのレーザー照射が可能となりました。10mmスポットでは(10J/cm2)、12mmスポットでは(7J/cm2)での照射が可能となったほか、サブパルスが最高8つの構成になり、より紫斑が生じにくい安全な治療が可能となりました。レーザー照射と同時に冷却噴射を行い、痛みの軽減とレーザー効果の増強を行います。
生まれつきの赤アザを単純性血管腫、生後数日してから増殖してくる赤アザを苺状血管腫といいます。こうした血管腫の治療としてVビームⅡレーザー治療が保険で認められています。また、毛細血管拡張、赤ら顔に対してもVビームⅡレーザー治療が保険で認められています。
当クリニックでは、「単純性血管腫」「苺状血管腫」が保険適用です。
※当クリニックでは毛細血管拡張症は自費で行っております。
アレルゲンの確定
パッチテスト
湿疹・皮膚炎で治りにくい症例や、接触皮膚炎が疑われる症例にジャパニーズスタンダードアレルゲンを網羅したパッチテストパネル(S)も取り入れております。
パッチテストは、アレルギー性接触皮膚炎の原因となるアレルゲンを確定する有力な手段です。その原理は、アレルゲンと推定される物質を患者の皮膚に貼付して、人工的にアレルギー性接触皮膚炎を再現させることにより、原因アレルゲンを特定します。
アレルゲン(かぶれの原因物質)一覧乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉腫(症)、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎保険診療
円形脱毛症、多形日光疹、透析に伴う掻痒症保険適応外
中波紫外線療法(ナローバンドUVB療法)
ナローバンドUVBは、血清のIgE値を有意に低下させ、つまり抗体産生を抑制する、免疫を抑えるような作用があります。
また、アトピーの表皮内の神経を抑制します。
最近の研究から2つのことが分かってきました。制御性T細胞という免疫を抑えるタイプのT細胞が、自己免疫疾患やアトピー性皮膚炎で、その機能が低下していることが判明しました。そして、ナローバンドUVB照射が低下している制御性T細胞の免疫抑制力を高めることが見出されました。
またTh17という新しいタイプの免疫に関係するTリンパ球が発見され、乾癬や自己免疫疾患ではこの機能が亢進していることが分かりました。そして、ナローバンドUVBがこれを抑えることが分かりました。同じリンパ球でも免疫を抑えるほうを高めて、免疫を高める方を下げるという働きをして、過剰な免疫応答を抑えます。
漢方治療
漢方医学とは、生体に備わった生理作用を利用した自然治療力を最大限に生かす自然な治療法です。
漢方薬は、天然の生薬から構成され、、その多くは野山に生える草根木皮や、果実、種子を修治(炙る、皮を去る、節を去る)して使用します。また動物や鉱物も使用します。
人体は、五臓(肝・心・脾・肺・腎)が五行(木・火・土・金・水)の性質を有しながら、気血水の流れによってバランスがくずれないように活動していれば、健康な状態でいられます。気血水は五臓により調節されているので、その滞りは、五臓の働きのバランスがくずれた状態であります。
五臓の異常の状態は、表面の皮膚に現れることがしばしばあり、皮膚の表面には経脈が 走り、絡脈を通して内臓に関連します。「皮膚は内臓の鏡」と言われるように、内臓に不調があると、関連する経脈に気滞が起こり、皮表に発疹ができたり、内臓を炎症から守るために代償性に皮膚炎が生じたりすると考えます。
皮膚疾患に関して、特に慢性に経過したものでは、五行(五臓)の変化と気血水のめぐりの異常が見られるので、薬物で経絡に流れる気血を整え、五臓六腑を整えて病気を治すことが必要になります。
五臓の図
- 母子関係(守りあう関係)―相生
- 主従関係(力関係)―相剋
相 生 互いの機能を助け合う作用で、木を焼けば火を生じ、火となって燃えた後には灰となって土に還り、土の中から金属が採れ、金属は熱にあうと溶けて液体に(水)になる。木に水をやれば生育するという考え方。
相 剋 互いに抑制しあう作用で、火に水をかければ火が消え、金属を熱くすれば溶けて形がなくなる。水は金属の斧で切り倒される。木が大きく成長すると土の養分がなくなる。土を高く積めば水をせき止められるという考え方。
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お子様のお肌はとても敏感で、小児特有のトラブルを生じます。
小さなトラブルでも急激に悪化することがあるので、何かお気づきになられましたら、お早目にご相談ください。
よく起こる病気
- おむつかぶれ
- あせも
- 乳児湿疹
- 小児アトピー性皮膚炎
- 乳児脂漏性皮膚炎
- 小児乾燥性湿疹
- とびひ
- ニキビ
- じんましん
- 熱傷(やけど)
- しもやけ
- 切り傷・擦り傷
- 尋常性疣贅(いぼ)
- 伝染性軟属腫(みずいぼ)
- 母斑(ほくろ)
- ウイルス性発疹症(突然性発疹・はしか・風疹・水ぼうそう・リンゴ病・手足口病)など
当クリニックには、お子様連れの患者様が気兼ねなく安心してご来院いただけるようにキッズルーム・女性トイレにはベビーシートを設けております。
初めての方でも安心して、お気軽にご相談ください。