乾癬は、「炎症性角化症」という皮膚の病気に分類され、「皮膚の炎症」と「表皮の新陳代謝の異常」の2つの側面を持つ病気です。
皮膚から少し盛り上がった赤い発疹の上に、銀白色の垢(鱗屑)が付着し、ポロポロとフケのようにはがれ落ちます。
これらの症状は皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が活発になり、通常の10倍の速さで皮膚が作られることによって起こります。
乾癬には、尋常性乾癬、滴状乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、乾癬性関節炎の種類に分けられます。
原因は完全には解明されていませんが、免疫機能の異常が関与していることがわかってきました。
発症メカニズムは、遺伝的素因と環境因子が引き金となり、免疫機能に異常をきたし、そこに外的要因(感染症、ストレス、喫煙など)と内的要因(糖尿病、高脂血症、肥満など)が加わると乾癬を引き起こすと考えられています。